土曜日の予約についてお詫びと対策を考えましたのでご一読ください。

こんにちはヘアデザイナーの空(くう)です。
最近は土曜日の午前中にご予約が集中してしまうことが多くなってきましたので、多数のお断りしたお客様へのお詫びと、今後の対策について考えてみました。
現状では美容師2人と清掃員1人の3人体制で実質的にお客様を施術することができるのは美容師免許を持っている美容師2人となります。
現状ではコロナ禍ということもあって、2人連れで来店された場合は、どちらかの施術が終わるまで他のお客様のご予約を受け付けない姿勢を通しております。
そして3人連れのお客様の場合ですが、メニューにもよりますが、基本的に2人の方の施術の合間を見て作業を進めることになりますが、私の仕事の進め方が、最初にシャンプーカットしてからカラーなりパーマをしますので、カラーの塗布終了後まで1時間かかるとすると、3人目のお客様は1時間は待つ可能性が高くなります。
そして次の問題点は3人目の方を施術している間に、1人目の人や2人目の人が必ず待ち時間が増えます。
結局3人とも終了時間が遅くなる可能性がありますので、特に新規の場合は何をどれだけ話すことが必要なのかお会いするまで判断できないことも問題としてもあります。
2人同時だと、一人の方をカウンセリングして、他のスタッフにシャンプーをお願いしている間に、2人目のカウンセリングを終えることができますので、やはり一度に店に滞在することのできる人数を2人までにしたいところです。
どうしても3人で来店されたい方は、待ち時間が多くなることを覚悟の上で来店していただければ幸いです。
- 私たちは「はしびと流」のご予約の受付ルール。
- まずは先約されたお客様の待ち時間が増えてしまうような予約の取り方は禁止しています。
- 予約優先制で一度にサロン内には2人のお客様を上限としています。(コロナ禍は特に)
- 新規で来店される方のためにヒアリング&カウンセリングの時間をたっぷりとお取りしています。
- 従いまして、3人目の同時刻のご予約に関して時間の変更か日付の変更をお願いしています。
- 時間や日付の変更が難しい場合は丁寧に予約の受付をお断りしております。
上記のようなご予約システムにこだわるにはそれなりの理由があります。
私は九州で美容室をしていた時に30分おきや、15分おきにお客様の予約を受け付けていたことがあります。
なるべく無理をしてご予約をお断りないようにしておりました。
お客様が増えてくると、お断りすることが申し訳なく思うこともあり、売り上げを上げたいという欲もあったりして、予約システムを試行錯誤している時にはこの様なことを繰り返していました。

当時はスタッフが15名ほどいて、私の専属のアシスタントは5名ほどでしたので、一度に5名〜7名のお客様を抱えることが日常的でした。
そういう時の私の心情はどのようなものかというと、目の前のお客様をカットしながら次のお客様のことを考えている・・・目の前のお客様をカットしながら、他の同時に抱えている複数のお客様のことを考えている・・・
ということは逆に言えば目の前の施術中のお客様に集中していなかった・・・
つまり注意散漫だったと思います。
目の前のお客様をカットしながら、常に両サイドのお客様や向かいの席のお客様のことを見なければいけない状況でした。
次々と複数のお客様についての施術の判断をしなければいけなかったし、そういうふうに急かされる状況であったと思います。
そういう緊張感と焦りと苛立ちの毎日でした。
このタイミングに次のお客様が来店すると焦りや苛立ちはピークになっていました。
平和的な雰囲気というよりも殺気立ってバタバタと仕事をこなす毎日を過ごしていました。
スタッフも口々に「お客様を回す・・・とか、回らない・・・」とういう雰囲気が常に漂っていましたね。
その当時のお客様には本当に申し訳ないと反省するのですが、結局どういう結果になっていったかというと。
新規のお客様を多く取りすぎることで、古くから来店されている大切な常連のお客様を数多く失客していくという最悪のことがたくさん起きてしまいました。
広告宣伝で新規のお客様をたくさん呼び込むことで、予約がパンクして常連さんが待たされたり、予約が取れなくなってしまいました。
だから今は様子を見ながら慎重にチラシ配布をしており、現在はチラシ配布を一時中止しています。
そういう毎日の中で段々と私の仕事ぶりも雑になり、混雑する店内でいつも焦りと苛立ちで苦しい毎日でした。

本来は美容師という仕事が好きでサロン経営していたのですが、いつの間にか美容師が嫌いになっていきました。
「もうこんな仕事は続けたくない!と心の中で叫ぶようになっていきました」
お客様がたくさん来ることに対しても感謝の気持ちが無くなり、当たり前になっていきました。
当時のことを振り返ると大切なものを数多く失ったように思います。
そういう苦い経験を数多くしてきたので、今はお一人お一人を大切にした予約システムにしています。
一度に2名しかサロンに滞在していないので、その時間帯しかダメだというお客様をお断りする機会が増えています。
皆様もお時間に制約があり、時間の変更などできない方も多いので、仕方がないと諦めています。
無理をして予約を詰め込んでも、結局のところどのお客様も美容師も幸せにならないことが長年の経験でわかっていますので、そうしています。
今後も無理をして予約を入れる方針に転換する気はありませんのでご理解と事前予約のご協力をお願いしたいと思い記事を書きました。
土曜日の午前中に予約の問い合わせが集中する傾向にあります。
先週も10名以上お断りする結果となってしまい、本当に申し訳なく思っています。

話は変わりますが、私たち夫婦は県外から来ているということもあって、 google検索でレストランを探す機会が多くあります。
クチコミと星の数でレストランや病院などあらゆるものをgoogleで検索します。
最近気に入ってレストランがあって何度も足を運びましたが、3回断られました。
夕食を食べようとして17時とか18時に行くと、「すみません今日は予約で満席になりました」と断られるのです。
20時閉店なのに17時で受付終了!?
仕方なく近所のレストランに行くことが多かったのですが、先日ついに16時ごろ予約を取りに行きました。
予約は取れたのですが、なんと待ち時間は2時間でした。
近くで時間を潰していると、入店ができるメールが送られてきて無事に夕食をすませんることが出来ました。
御殿場プレミアムアウトレットの「さわやか」というレストランです。
https://www.genkotsu-hb.com/shop/gotenba_outlet.php
想像以上に美味しかったので、今度また必ず行きます!
そうリピーター宣言を妻にしてしまったのですが、その時に思いました。
そうだ!

やはり当店ではいくらご予約が多くなっても、先約のお客様を大事にして行こうと・・・
何度断れても、行きたい店にはいつか行きますよね?
でも予約したのに入店後に2時間も待たされたら?
つまり何も生産性の無い無駄な時間をお客様に与えてしまっていることになりますよね?
二週間前から土曜日の午前中をご予約される方が増えていますが、そういうお客様が必要以上の待ち時間を強いられることはあってはならないと思った次第です。
そこで今後の対策として、次回来店予約をお客様に勧めていこうと考えています。
当店では次回予約をしておりませんでしたが改めることにしました。
お客様が来たい時に来ることが一番だと思っていましたが、そうでもなさそうです。
来たい時に来れないことになるくらいなら、次回予約をすることで、希望日に希望の時間で予約が取れます。
これから店内ポップなどで『次回来店予約』についてのご案内していこうと思います。
次回来店予約の3つのメリットを書いておきます。
- 「美しく老いる」ためには理想の来店周期である三週間前後を守ことがとても大切です。
- 抜群の髪型が崩れる前にメンテナンスを行い「はしびと流髪型」を持続させることができます。
- 次回来店予約をすることでゆっくりと時間をかけて丁寧な施術をすることが可能となります。
今後とも「はしびと」美容室をご愛顧くださるようお願い申し上げます。