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なぜ私がカットするとヘアスタイルが3倍持つのか?ズバリお答えします!

皆様おはようございます。

ヘアデザイナーの空(くう)です。

Contents
  1. 商売をしている人間にとって一番大事だと思うことは、やはり勤勉ですね。
  2. 当店ではブログの更新は夫婦で交互に書くと言うルールがありますが、だからと言って立て続けに連続して同じ担当者が書いてはいけないと言うルールはないわけです。
  3. 今日のテーマは「なぜ私がカットするとヘアスタイルが3倍持つのか?ズバリお答えします!」
  4. 先に結論から申し上げますと、「初回の来店時にほとんどの場合は3回切ることが多いからなんです。」
  5. そのある程度ざっくり出来上がりのイメージに近づけておいて一旦シャンプーします。
  6. このブラントカットと言う切り方は引き出した髪の束を1枚の面と考えており、面と面をつなぎ合わせて立体的なヘアスタイルを構成して行きます。
  7. なぜ手櫛だけで乾かす方が良いのか?かというと、お客様のご自宅での乾かし方に一番近いと思うからです。
  8. つまりわざと最悪に髪のボリュームを出して見ることでどの程度削り込むことが必要なのか判断できるようになります。
  9. このドライの方法とドライカットプロセスが髪型を長持ちさせる最も重要な段階のカットと言えるでしょう。
  10. 髪の根元を立ち上げていくことで、お客様が通常仕上げるとこよりもわざと大きめのシルエットにするところがコツです。
  11. 厚みとくびれでフォルムが出来上がりますので、くびれはより凹んでいくように根元からハサミを大胆に入れて行きます。
  12. ショートボブやミディアム〜ロングヘアだとヘアデザインの型崩れがしにくくなるので、多くのお客様から「3ヶ月経っても人に髪型を褒められる」「髪型が崩れなくて持ちが良過ぎる」などの口コミを頂きます。
  13. 髪の伸びは全てが同じ速さで伸びるわけではないので頭頂部や前髪など加齢と共に伸びが遅くなったりすることもあります。
  14. 持ちの良いヘアデザインを作る上でパネル同士の繋がりはあまり重要ではなく、シルエット=フォルムの方が重要だと言うことです。
  15. こうしたカット技法とは正反対に中間や毛先だけを毛量調整してもシルエットに影響が出にくくなりますので、結果的にヘアデザインの持ちが悪くなります。
  16. まとめ
  17. こうした順番で尚且つ髪の毛の切り口を意識して、切り口を拡大させるレザーカットやスライドカットを使わないという④は大事です。
  18. しかしレザーカットやスライドカットを繰り返すことで髪の切り口が拡大し、側面からもタンパク質がシャンプー毎に流出します。
  19. レザーカットもスライドカットもハサミを開閉しないために髪表面のキューティクルの消失に繋がっていきます。

商売をしている人間にとって一番大事だと思うことは、やはり勤勉ですね。

最近ブログの更新頻度を見てつくづく反省しました。

と申しますのはブログを書くたびに記事に使用する画像などをフォルダー分けしているので、前回の記事がいつだったか一目でわかるんですよね。

更新頻度も一目で露骨にわかります。

私のパソコンのフォルダーはこんな感じで整理整頓されています。

ブログを書いた日付のフォルダーを管理しているため更新頻度が一目瞭然!

当店ではブログの更新は夫婦で交互に書くと言うルールがありますが、だからと言って立て続けに連続して同じ担当者が書いてはいけないと言うルールはないわけです。

そこで過去のブログの更新頻度を見て「怠けていなぁ〜><。。。」と気づいたわけです。

やはりこういうコロナ禍で厳しい時代だからこそ、平時の時よりも一生懸命に活路を見出すような勤勉革命が自分自身にとって一番大事だと痛感している今日この頃です。

「敵はサタンにあらず!汝の怠け心にあり!」と内村鑑三は喝破していました。

商売の好景気や不況の原因が環境や政府のせいだと思うとどんどん怠けてしまいますが、いや自分自身の創意工夫が足りない!努力が足りない!ブログの更新頻度が足りない!と考えればやるべきことは山のように出てきます。

ナマケモノのイメージ画像。

「嫁が書かないからいいや・・・」「先月書いたからいいや・・・」と言う自分の心の中の怠け心を発見した次第です。

と言うことで今日も元気にブログを更新したいと思います。

今日のテーマは「なぜ私がカットするとヘアスタイルが3倍持つのか?ズバリお答えします!」

と言うタイトルですが、常連さんなら何となく意味がわかる方もいると思いますけど、まだ私のカットを体験していない方にとっては!

「まさか?そんなことある???」

「どこで切ってもそんなに変わらないし・・・」

「大体どこで切っても1ヶ月するとバランス崩れるの普通じゃね?」

なんて声が聞こえてきそうです。

先に結論から申し上げますと、「初回の来店時にほとんどの場合は3回切ることが多いからなんです。」

どう言うこと?

他の美容師さんよりも3倍切ると短くなり過ぎますよね?そう言う意味ではないです。

3倍ではなく3回に分けてカットするから持ちが良くなると言う意味です。

どう言うこと?

それは初回来店時には「ヒアリング」→「カウンセリング」→「アドバイス」→「ヘアデザインの決定」→カットもしくはシャンプー&ドライと言う順番ですが、実はこのカットとシャンプー&ドライがヘアデザインが型崩れしにくい技法の決め手となります。

例えばロングヘアをショートボブにカットするとします。

まずは来店したままのドライの状態である程度の長さまで荒切りします。

これは出来上がりの長さよりも10センチ程度長めにバッサリと髪を切ります。

へアドネイションなどを希望される方の場合は31センチ以上の髪の長さが必要ですので、基準の長さより少し長めのところでゴムで縛ったりして2〜4つに分けて毛束を切り落として行きます。

※へアドネイションとは?抗がん治療など何らかの理由で人毛かつらが必要な方へ無償で提供するボランティアサービスです。

へアドネイションについて詳しくはこちら。

そのある程度ざっくり出来上がりのイメージに近づけておいて一旦シャンプーします。

ここまでで1回目のカット終了です。

カットについての過去記事はこちらも参考にしてください。

シャンプーから上がってきたら、濡れた髪を出来上がりよりも5センチ程度長めにブラントカットします。

この段階で横顔や両サイドのシルエットを意識してブラントカットします。

ブラントカットとは髪型を面で構成するパネル展開と呼ばれる展開図を頭で描きながら切る技法です。

美容師さんが櫛を使って人差し指と中指で毛束を挟んで髪を切っている姿を見たことある方も多いのではないでしょうか?

髪の毛をパネル上に引き出して面と面で髪型を構成するブラントカット技法。

こんな感じの切り方をブラントカットと呼んでいます。

このブラントカットと言う切り方は引き出した髪の束を1枚の面と考えており、面と面をつなぎ合わせて立体的なヘアスタイルを構成して行きます。

この段階で仕上がりよりも5センチ以上は長めにしてシルエットを作り上げて行きます。

これで2回目のウエットカットが終了します。

次に3回目のカットですが、手櫛だけで根本を立ち上げながらボリュームを出しながら髪を乾かして行きます。

なぜ手櫛だけで乾かす方が良いのか?かというと、お客様のご自宅での乾かし方に一番近いと思うからです。

この段階でブラシを使いブローをしたりアイロンで仕上げてしまうと、ブローやアイロンを使用しないお客様との仕上がり具合に乖離が出てしまうので、ブローやアイロンしないお客様の手入れに合わせた乾かし方をして行きます。

ブローやアイロンを使うお客様の場合は最後の最後にお客様と同じような道具で仕上げていきます。

再現性を高めるためにこうした手櫛でざっくりボリュームを出しながら髪を乾かすと言うことです。

なぜ根本を立ち上げながらボリュームをマックスで髪を乾かすかというと、毛量が多い方の場合はボリュームが出過ぎてしまうので、そういう最悪の膨らんだ髪型を表現しながら乾かします。

ボリュームを抑えたいお客様にとっては最悪のシルエットになりますが、最悪のシルエットこそお客様がご自宅で仕上げた時に近い可能性があります。

美容師側からすると、ボリュームを抑えたいお客様なので、乾かす時に根本が立ち上がらないように乾かせば良いと思うでしょうが、美容師が最高のテクニックで髪型を作り込んでしまうと再現性が低くなります。

つまりわざと最悪に髪のボリュームを出して見ることでどの程度削り込むことが必要なのか判断できるようになります。

黒人の癖毛が広がっているイメージ画像。

上図のような強い癖毛の方は日本人ではほぼいませんが、例えて言えばこう言うシルエットを出していけば、どの程度切ればバランスの良いシルエットになるのかわかります。

バランスの定義は本人が心地よいと感じる程度のフォルムということになるかと思います。

輪郭や身長や頭の大きさなどと関係してきますが、全体的に考慮してバランスの良いヘアスタイルということになるでしょう。

このドライの方法とドライカットプロセスが髪型を長持ちさせる最も重要な段階のカットと言えるでしょう。

こうして特にカットの仕上げ段階の話なので、できるだけ広がった状態で髪を乾かしてみることが大事です。

ボリュームが出過ぎてしまうことで、この後のドライカットでどこをどれだけ削れば良いのかが鮮明になってきます。

櫛を使わず分け目もつかない乾かし方をアドバイスして、最終的にはお客様の好きなところで分けることも可能ですので、カットの段階では分け目がつかないように根元のボリュームだけ意識します。

毛流を意識しながら髪の根元を立ち上げながらドライヤーを根元に当てて行きます。

髪の根元を立ち上げていくことで、お客様が通常仕上げるとこよりもわざと大きめのシルエットにするところがコツです。

この三段階目のドライカットが肝となり長持ちするヘアデザインが完成されて行きます。

フォルム=シルエットが鮮明に見えてきたら、エフィラージュと言うパリ仕込みのドライカット技法+独自のハズシカット技法=日本人向けの彫刻カットで仕上げてきます。

3回目のカットは完全に乾かした髪のシルエットを作り込む作業なので、かなりメリハリのあるフォルムを意識します。

デフォルメするべきボリュームの位置を定めてドライカットします。

厚みとくびれでフォルムが出来上がりますので、くびれはより凹んでいくように根元からハサミを大胆に入れて行きます。

くびれを作るために根元に大胆にハサミを入れているシーン。

セニングにしてもシザーにしてもデザインのシルエットが凹凸でできていますので、厚みはなるべく残しつつ、凹みはなるべく凹ませていくことでメリアリのあるヘアデザインが出来上がります。

この両極端な考え方が長持ちするヘアデザインを生み出す最大のコツと言えるでしょう。

しかし例外もあります。

男性のフェードカットや女性のベリーショーとなど限界まで短くカットするようなヘアスタイルは長持ちするためのメリハリがつけにくいので通常の3週間〜1ヶ月程度しか持たないでしょう。

ショートボブやミディアム〜ロングヘアだとヘアデザインの型崩れがしにくくなるので、多くのお客様から「3ヶ月経っても人に髪型を褒められる」「髪型が崩れなくて持ちが良過ぎる」などの口コミを頂きます。

口コミについてはこちらのページを参考にしてみて下さい。

今回の記事を書いていく中でどうしてそう言う反応が多いのだろうと自己分析しながら記事を書いてみました。

人によっては、3回目の後にブローして髪型を完成させた後に、4回目のチェックカットをする場合もありますが、平均的に初回来店では3回以上カットする場合がほとんどです。

常連さんはというと平均的に1〜2回とカットの回数が半分に減ります。

常連さんだから手を抜いているわけではなくて、ヘアデザインの持ちが良いので、例えば3ヶ月後に来店したとすると3センチ伸びていることろもあればほとんど伸びていない場所もあるわけです。

髪の伸びは全てが同じ速さで伸びるわけではないので頭頂部や前髪など加齢と共に伸びが遅くなったりすることもあります。

髪のヘアサイクルはホルモンバランスも影響し、女性ホルモンが多い襟足は早く太く伸びますし、男性ホルモンが多い頭頂部や前髪や生え際などは伸びが加齢と共に遅くなります。

リピーターのお客様にはその旨をしっかりと伝えて、ここは良い感じなのでこのままカットせずに襟足は伸びすぎているので多めにカットします。

そう言う話をしながら後頭部などはボリュームをキープしたり、もう少し厚みを出すようにアドバイスすることも多くあります。

反対にボリュームをデフォルメするために襟足だけカットするようなケースも多くあります。

前髪も伸びが遅くなってきた場合は、2回に1回しか切らないとか、半年に1回しか切らないこともあります。

こうしたヘアデザインを長持ちさせるカット技法で大切なことはブラントカットで重要視される髪のパネル同士の繋がりを無視することが大事になって来ます。

持ちの良いヘアデザインを作る上でパネル同士の繋がりはあまり重要ではなく、シルエット=フォルムの方が重要だと言うことです。

先ほどから話しているようにフォルムは凹凸で出来ていますから、ブラントカットで重視する面と面の繋がりだけで構成するカット技法には限界があります。

骨格や場所による毛量の違い・毛髪の太さの違いなどで同じように繋げて切り揃えることでメリハリがつきにくくなるわけです。

例えば、トップを1センチ、サイドを2センチ、襟足を3センチ切るなどの切り方です。

毛量調整もトップは削がないで、サイドは1削いで、襟足は3削いでいくようなメリハリです。

根本からハサミを大胆に入れる技法も繋がりの全くない切り方です。

髪のパネル展開で繋がりを完全に無視した独自のカット技法。

こうした大胆なカット技法は私が43年間かけてたどり着いたカット技法の集大成でもあります。

白人をパリで切っていた時には思いつかなかったカット技法ですが、日本人向けにアレンジしたエフィラージュカットの応用技術でもあり、ボーイの茂木さんのカット講習会で得たヒントを元に改良したハズシの応用バージョンでもあります。

こうしたカット技法とは正反対に中間や毛先だけを毛量調整してもシルエットに影響が出にくくなりますので、結果的にヘアデザインの持ちが悪くなります。

フォルムにメリハリがなければ型崩れが早くなるというよりも、形がフワッとしていて元々作り込まれていないとも言えます。

毛先だけ均一に全体的にセニングやレザーで削いでもシルエットに変化はありません。

むしろ毛先だけ削ぐことでフォルムがぼやけてしまい、結果ワックスなどの整髪料を使用しなければ束間や毛先の存在感が薄れてしまいます。

毛先の削ぎ方によっては髪のキューティクルが破損する技法も多く存在するため、毛先=カットの切り口のダメージが大きければヘアスタイルのまとまりが悪くヘアデザインの持ちが悪くなります。

ダメージが原因でカットの周期が早い場合も多いからです。

ダメージレスのカット技法はレザーを使わない、スライドカットしないことで実現します。

まとめ

カットデザインを長持ちさせるための三段階カット技法。

①来店時の状態でドライカット

②濡れた髪で荒切りシルエット

③ボリュームを最高に出す乾かし方でフォルムにメリハリをつけるドライカット

④ダメージレスカットで髪型は長持ちする

こうした順番で尚且つ髪の毛の切り口を意識して、切り口を拡大させるレザーカットやスライドカットを使わないという④は大事です。

ダメージレスカットについてもう少し具体的に説明します。

キューティクルを破損させるカット技法でダメージはご自宅で日々に拡大します。

下図左側はダメージレスに近いカットで切り口が小さく収まっています。

左側の画像は健康な髪を切ったばかりの切り口・右は髪の側面。

上図のように切り口だけが髪の内部を露出させているため、シャンプー時に毛先だけダメージが起きてきます。

切り口だけが傷んでいくことは通常のダメージです。

図の右側は健康なキューティクルの側面で、キューティクルが引き締まり隙間がほとんど無いので側面からはダメージが進行しません。

しかしレザーカットやスライドカットを繰り返すことで髪の切り口が拡大し、側面からもタンパク質がシャンプー毎に流出します。

レザーカットやスライドカットが原因となりダメージが拡大する。

レザーカットとスライドカットの共通点は髪の表面を滑らせながら切るカット技法ということです。

髪は1000分の5ミリという薄いキューティクルが横の繋がりとなって髪内部のタンパク質の流出を防ぎ、メデュラという髪内部の繊維状のものを束ねています。

特にシャンプー後の髪は水分を吸って柔らかくなっていて傷つきやすい状態です。

レザーカットもスライドカットもハサミを開閉しないために髪表面のキューティクルの消失に繋がっていきます。

ヘアスタイルを長持ちさせるためには、カットの切り口をミニマイズして毛先や側面のダメージを極力小さくする必要があります。

乾燥してパサパサした髪質ではヘアスタイルもまとまらなくなるので来店周期が早くなります。

来店周期が早い方が儲かるという美容師さんもいますが、それは動機によります。

通常の動機で来店周期が早いことは商売をする側にとって良いことです。

例えばヘアスタイルは良い感じだけど、襟足が重たくなって来るので毎月カットに行く。

こういう動機は通常の動機です。

レザーやスライドカットで毛先が枝毛になって引っかかるから毎月カットに行くのとは違う動機だと考えています。

こうした動機は避けられるダメージなので、美容室側に問題があると考えています。

下図はスライドカットでハサミを滑らせる時に起きるであろうキューティクルの破損をイメージしたCGです。

丁度木材にカンナをかけるように髪表面のキューティクルが破損して消失していくイメージです。

スライドカットで両側面のキューティクルが破損しているCG。

このようにカット技法や髪のダメージレスを配慮することで、今までは1ヶ月で髪型のバランスが悪くなっていた方が、2ヶ月〜3ヶ月と長持ちするようになります。

カラーに関して薬剤などまだまだいろんな要素が絡み合ってダメージの問題になりますが、今日のブログはこの辺りで終わりにします。

最後まで読んで頂きまして誠にありがとうございます。

最近はブログを読んで頂ける方が多くとても励みになっています。

これからも応援よろしくお願いします。

ではいつかサロンでお会いできることを楽しみにしています!

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