美容室なのに無農薬炭焼き珈琲!カラーの待ち時間に?

皆様こんにちは。
順調に痩せて来て13キロダイエットに成功しているヘアデザイナーの空(くう)です。
今日は私の昔話をしてみようと思います。
- 今から33年ほど前に26歳だった私は、フランスのパリの美容室で働きながらカットの最終修行に勤しんでいたわけですが、仕事は極めて順調でしたけど私生活の方はというと、いろんな不便というか気づきが沢山ありました。
- 私はパリでの生活費を節約するために何度か水道水でお湯を沸かしてコーヒーを飲んだりしましたが、まずくて飲めませんでした。
- 「食料は農薬や除草剤や殺虫剤で汚染されているんだ」
- 「水は大気汚染や環境ホルモンなどさまざまな化学物質で汚染されている」
- 「今は美容師をやっている場合じゃない!私と一緒に安全な水や安全な食料について研究して、より良いものを世の中に普及する仕事を手伝わないか?」
- 美容師を辞めて就職した西川社長の会社ではこの水のクラスターを小さくする『遠赤外線セラミックス』を研究し販売する会社でした。
- そして次に農家のおじさんに教えてもらったことが『炭焼き』でした。
- 私は遠赤外線の最たるものが『炭』であることも知っていたので、朝はまず最初に炭を起こし掘り炬燵と七輪で火を起こすところから始まる毎日を過ごしていました。
今から33年ほど前に26歳だった私は、フランスのパリの美容室で働きながらカットの最終修行に勤しんでいたわけですが、仕事は極めて順調でしたけど私生活の方はというと、いろんな不便というか気づきが沢山ありました。
パリに住んでいた頃はとにかくお金がなかったので、外食は美容室の休憩時間にケバブ(羊の肉をパンに挟んだもの)を路上で食べるくらいで、半年居て、全く記憶に無いくらい外食をしないで、ほとんど自炊していました。
自炊というとやはり米ですよね!?
パリのスーパーで玄米を買って鍋で炊くわけですが、水にお金がかかることにカルチャーショックを覚えました。
33年前ですので、日本で水をペットボトルで購入した記憶が無かったのですが、パリの水道水は沸かすと石灰が鍋に付着して真っ白になるくらいなので、石灰が多過ぎて飲める水では無いわけです。
そこでパリの皆さんは普通にスーパーで食事用や飲料水として大きなペットボトルを購入して炊事をする文化であったんです。
私はパリでの生活費を節約するために何度か水道水でお湯を沸かしてコーヒーを飲んだりしましたが、まずくて飲めませんでした。
そうなんです、最初に生活するのに困ったことが『水』の問題でした。
そして『水の安全性についての問題』でもありました。
それから日本食にも大変不自由しました。
私は仕事柄、ファッション界に長年いたので、どうしても衣食住の衣服と建築やインテリアなどの住環境に関心が高かったことに気がつき、大切な何か?を蔑ろにしていたと思いました。
その何か?が衣食住の『食』というカテゴリーだったんです。
26歳まで食には全く興味がなく、ましてや『安全な水や安全な食料』など毛頭考えたこともなかったのです。
私はパリでの修行期間を無事に終えて、東京の青山にあるマニアティスジャポンに就職することになったのですが、日本に帰国してすぐに友人の西川社長にこれからは、「安全な水や安全な食料の時代が来るんだ、今、世界の環境は工業化が進んで水や食料や空気さえも汚染され安全では無くなっている」と・・・
西川社長は続けてこう語ります。
「食料は農薬や除草剤や殺虫剤で汚染されているんだ」
「水は大気汚染や環境ホルモンなどさまざまな化学物質で汚染されている」
そう諭されました。
その時に付き合っていた前妻に第一子が出来たタイミングで、できちゃった婚をしたばかりだった私は、母親になる人が飲んだり、食べたりするものがやがて母乳となって、子供を育てることになる。
子供はお腹の中で水や食料について選択の余地は無く、全ては母親が何を選ぶかで子供の体が構成されていくことをとても重要なことだと認識していました。
確かに人の体は食べたものでできていることは真実であると思いました。
パリでの水や食料に対して敏感になっていた私は、そうだ!人間が生きていく上で最も大切なものは水や食料だ!
そう考えてしまいました。
その西川社長は私に畳みかけるようにこう言いました。
「今は美容師をやっている場合じゃない!私と一緒に安全な水や安全な食料について研究して、より良いものを世の中に普及する仕事を手伝わないか?」
私は完全にその気になっていたので、2つ返事で「わかりました!社長と共に頑張ってみます!」
という話の流れになって、私は入社したばかりの「マニアティスジャポン」に辞表を出して、美容師を辞めることになったのです。
美容師の頃のメーク用品や備品などハサミ以外は全て後輩の美容師にあげて、文字通り裸一貫で人生をやり直すことになったのです。
『衣食住足りて礼節を知る』と言いますが、礼節をファッションや装飾と考えるととてもわかりやすく、人が生きていくために最初に必要なことは、最低限の衣類と水や食料と最低限の住まいであり、その3つの要素が満たされた時に、ファッションや装飾やインテリアなどの世界が展開します。
つまり『食・衣・住』の順番が人が生きていく上で正しいと思いました。
そうだ!人は生きて行くために『食』しかも『安全な食』こそもっとも重要なカテゴリーなんだ!と・・・
食の中には当然『水』も含まれ『安全な水』こそが一番重要ですよね!?
安全な水とは、厚生労働省が管理している水質基準が最低限度の安全な水と言えますが、さらに言うと、分子レベルでクラスターが小さく、健康になる水と言うことになります。

生活するのには水道水で十分ですが、健康になるためのさらに上質の水というと、水分子の集団のことを水のクラスターと言います。
がん細胞に侵された人の体の水分子構造は、この水分子構造のクラスターが大きく、どろどろとした水分子になっていると言います。
血液が酸化してドロドロになると血管に詰まりやすくなり血栓や梗塞の原因となります。
クラスターというと、コロナウィルスでよく使われていますが、葡萄などの房のことをクラスターと言います。
水は化学式でH2Oですが、H2O単体では水として存在できないので、H2Oが十数個集まったできたものが水のクラスターと言います。
健康な人や山奥の湧水や雪解け水の水分子構造はクラスターが小さくなっていて、血液はサラサラで綺麗な水分として私たちを健康にしてくれます。
美容師を辞めて就職した西川社長の会社ではこの水のクラスターを小さくする『遠赤外線セラミックス』を研究し販売する会社でした。




この水分子構造が最小単位のクラスターであれば、健康にもなれますし、食べ物もまろやかで美味しいものに変化します。
当然ですが、当店でお出しする飲み物は全てこのクラスターが小さくなった水で珈琲や紅茶など入れています。
だからどの飲み物もとっても美味しいんです。
私たちは遠赤外線のセラミックスで水を健康なものに変換し、安全な水と、無農薬・無除草剤・無殺虫剤で生産した農作物を世に出すために、福島県の山村部で実験農園をすることになりました。
そういう経緯で福島県の山村で遠赤外線セラミックの研究所と無農薬の実験農園を私が担当することになり、私は東京から福島県の葛尾村という山村に家族3人で移り住むことになりました。

移住して最初にした仕事は、畜産や農業をしていた移住先の農家の大家さんに教えてもらった牛舎の前に山積みに積まれた牛ふんを大きなフォークを使ってトラクターに手作業で積み込む作業でした。
私は美容師時代に芸能人やファッションモデルと共にCM業界にいたり、パリの美容室にいましたので、牛ふんを大きなフォークでトラクターに山盛り積み込む作業に多少の戸惑いはありましたが、もうやり始めた以上は笑って誤魔化すしかありません!

パリのファッションモデルの髪を触る仕事と、牛ふんをフォークで掬い上げて田んぼに撒く作業とのギャップを我ながら可笑しく思い作業に集中していました。
私は生きるために、人間の健康と長寿社会建設という理想実現のために目の前のことに全力で集中することにしました。
牛ふんを300坪の田んぼ1枚あたり6回分ほど撒き散らす作業を何時間もかけて行います。
繰り返し牛舎に行っては、フォークで牛ふんをトラクターに載せ上げて、山盛りにしては田んぼの隅から隅まで撒き散らす、それを7つの田んぼ、つまり7反ですね、やり終えました。
そして次に農家のおじさんに教えてもらったことが『炭焼き』でした。

農業と畜産と炭焼きをしていた農家の大家さんは親切丁寧に炭の焼き方というか炭窯の作り方から教えてくれました。
炭焼き窯は、敷地内の粘土質の土手からスコップでトラクターの荷台に山盛りに積んで、炭窯を作る場所まで運んでは降ろすということを何度も繰り返します。
トラクターに山盛りに積み上げた粘土を6往復程度運ぶと、1つの炭窯が出来る量になります。
ここからは長くなりますので炭焼きについては割愛しますが、ここから表題の『カラーの待ち時間にお出しする無農薬炭焼き珈琲が美味すぎる話』に繋がっていきます。
私の生活はとても近代的とは言えない、昔帰りをしているような農村での生活でした。
築50年を過ぎた鄙びた農家は、掘り炬燵があり自家製の炭焼きで作った炭を炊いて暖をとるものでした。
私は遠赤外線の最たるものが『炭』であることも知っていたので、朝はまず最初に炭を起こし掘り炬燵と七輪で火を起こすところから始まる毎日を過ごしていました。

七輪では自家製の全粒粉と天然酵母のパンを焼きます。
そしてコーヒーを飲むというパターンでした。
そこでコーヒーも炭焼き焙煎にしてはどうか?
そう考えた私は、郡山という街まで2時間ほどかけて車を走らせ、コーヒーの生豆を買い、自宅で子供が飲み終えた粉ミルクの空き缶を改良して、自家製炭焼き焙煎機を手作りして、耐火煉瓦で囲い炭焼き焙煎を始めたのです。
パリの生活でフレンチローストの虜だった私は、出勤前にパリのカフェで毎朝カフェラテのブラックとクロワッサンを食べていましたので、フレンチローストのビジュアルは覚えていました。
炭焼き焙煎でフレンチローストを目指してひたすら焙煎方法について研究していました。

多くの方はコーヒーはアメリカンがお好みのようですが、アメリカンが一番カフェインが多いのをご存知ですか?
ロースト(焙煎)が深煎りになるほど、カフェインは少なくなりますので、フレンチローストやイタリアンローストが最もカフェインが少ないことになります。
そういう理由で、パリのフレンチローストのカフェの味を占めていましたので、何度も失敗を繰り返しながらフレンチローストの焙煎が出来るようになりました。
2〜3ヶ月で安定した焙煎が出来るようになった頃に、たまたま社長が来て、自家製炭焼き焙煎コーヒーを飲んだんですが、『この炭焼き焙煎コーヒーは美味しい!!』と喜んでくれました。
炭焼き焙煎珈琲は、それまでは単なる私の趣味でしたが、社長が気に入ったおかげで、無農薬の生豆をブラジルとペルーから個人輸入するまで話が膨らんで行きました。
私は実験用の畑や田んぼで野菜や米や小麦、蕎麦など全てを無農薬で作っていましたが、農産物は自給自足程度で収入にはなっていませんでしたので、社長は何か生産的なことを探していたのかも知れませんね。
その頃、竹下総理が「村おこし」ということで日本中の市町村に1億円をばら撒いていた頃でしたので、私が移住した福島県双葉郡葛尾村でも1億円で村おこしをしていました。
社長は、無農薬の炭焼き焙煎コーヒーを村おこしの起爆剤にしようと言い出しました。
そこで完成したネーミングは・・・
『葛尾グローブ・無農薬炭焼き焙煎珈琲』
葛尾村の特産物として葛尾の名前を付けて、グローブは小さな森ということで、葛尾村の小さな森で作った自家製炭焼き焙煎の無農薬コーヒー豆として村役場に売り込んだり、東京の自然食品店で流通させたりして話はどんどん大きくなってきました。
『NHKのニュースの森』が単独で取材に来たくらいですから・・・


『東京から若者が村に移り住み、自分で炭を焼いて、無農薬の炭焼き焙煎珈琲を作っています・・・』
なんてことで全国放送されました。
インターネットが無い時代でしたので、テレビに出からといっていきなりコーヒー豆が売れるようなことはありませんでしたが。
そういう生活が3年間ほど続きました・・・
売り上げは毎月10万円程度と伸び悩んでおり、33年前に無農薬とか炭焼き焙煎などと言ってもあまり『ピン!』とこない時代背景もあり、パッとしない売り上げでした。
東京でも無農薬の商品を取り扱う店は僅か2〜3店舗しかなく、炭焼きも今でこそ珍しいものになりましたが、当時は普通にありました。
生活も苦しく、段々と美容師の方が良かったんじゃないのか?
安全な水や安全な食料の時代が来ると社長は言っていたが、世間はそういうことにあまり興味がないのでは?
そんな思いが頭をよぎるようになってきたある時・・
『そうだ!やはり美容師に戻ろう!』
美容師を辞めて3年が過ぎた頃でした。
私は再び美容師となり、生まれ故郷である宮崎に帰郷して美容室を開業しました。
そういうことで現在42年間の美容師人生で、その内の3年間はこうした異業種で変わった経験を積んでいます。
ここ山中湖畔で美容室を開業して、カラーやパーマの待ち時間にお客様に珈琲を出すときに、出来るだけ美味しい珈琲を差し出したいと考えていたら、妻が炭焼きコーヒーが良いんじゃない?
と言い出したことがきっかけとなり、昔取った杵柄で再び無農薬の炭焼き焙煎珈琲を作るようになった次第です。

これが意外にもカラーやパーマの待ち時間に珈琲を飲んだお客様の反応が良いので、私はすっかり調子に乗って、炭焼き焙煎コーヒー豆の販売まで準備しています。
無農薬の炭焼き焙煎珈琲豆の販売は注文後に焙煎しますので、売り切れになっています。
下記からお問い合わせください。
保健所に問い合わせたところ、焙煎したコーヒー豆を美容室で販売することは問題ないらしいので、山中湖畔で早朝にJAS認定の炭焼き焙煎を流通させようと思っています。


しばらくは当店でカラーかパーマかコーヒー豆を購入したお客様に限り無料で珈琲を試飲して頂いておりますが、お客様でない方々にも希望者いればネット通販を始めようと思っています。
機会がありましたら、ぜひ一度自家製炭焼き焙煎の無農薬珈琲を飲んでみてくださいね。
下記の動画はYouTube用に私が焙煎しているところを自撮りしたものです。
良かったらチャンネル登録もお願いします!
最後にお知らせです。
『美しく老いる』
健康寿命を伸ばすために自分にできること。
と題しまして健康長寿セミナーを開催します。
講師:ヘアデザイナー空(くう)
日時:2021年5月16日(日曜日)
時間:13時〜15時
場所:はしびと
参加費:1000円
無農薬炭焼き珈琲・紅茶・昆布茶・梅昆布茶のいずれか1杯無料サービス
参加人数:10名(先着順で定員に達しましたら締め切らせて頂きます)
「みんなで心と身体を健康にしよう座談会」
好評であればこの健康セミナーは毎月一回開催したいと考えています。

お友達をお誘い合わせの上ぜひご参加くださいね。

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