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日々のあったことや役に立つ内容のブログを発信してまいります。

当サロンのテーマは『美しく老いる』です。そのことを中心に様々なサロン展開をしたいと考えています

おはようございます。

はしびとのヘアデザイナー空(くう)です。

今日は『美しく老いる』について皆様と共に考えてみたいと思います。

本日動画をアップしましたのでお時間ある方はご覧になってください。

美しく老いてゆくをテーマに日々探求を重ねています

人は誰もが共通の4つの法則の元で生きています。

1.赤ちゃんとしてこの世に生を受たこと。

2.必ず誰もが日々に老いてゆくということ。

3.誰もがいつかは病気になるということ。

4.そして最後は死んでゆくということです。

この4つの苦しみから人類史上誰も逃れられませんでした。

ただ唯一逃れる方法があります。

それは悟ることです。

悟るとは、自分自身の考え方を変えて、絶対に変えられない大宇宙の法則を無条件に受け入れることです。

この絶対的な法則を受け入れるところから『美しく老いる』という課題は取り組まれてゆくと思います。

誰もが必ず『老いる』ことからは逃れられないので、全ての人に平等に与えられた条件だと言えます。

どうしても変えられない引力の法則のようなものなら、『甘んじて受け入れよう』それを肯定的に考えてゆこうと思うことです。

しかし・・・現実には、その『老いる』という法則を考えたくもない。

できることなら無視して生きていきたい。

そう目を伏せたくなるのも世の常ではあるでしょう。

その気持ちよくわかります。

でも私は一人の美容師としてこの『老』という問題から目をそらすわけにはいきません。

いやむしろ、『老』という問題をプラスに考えて、積極的で建設的で美しいものとして定義し直す必要を感じています。

どうせ逃れなれないなら、そのことに意味を見出し、意義を見出し、新しい定義を付けて日々に老いることへの感謝を深めてゆことが大事なのではないかと思います。

人は『嫌なもの』『嫌いなもの』から逃げたくなりますが、なぜかそうしたものは場所を変えても、人を変えても、環境を変えてもついて来るものであるからです。

どこへいこうと誰といようと『嫌いなもの・嫌いな人・嫌いなこと』は追いかけて来るものです。

そこで、もう2度と嫌なものが追いかけてこないように逆の考え方をしてみようと思います。

実は『老いることは素晴らしいのではないのか?』と自分が考えている定義を疑ってみることが新しい人生の始まりではないでしょうか?

明日が来ることが嫌な人もいるかとおもますが、生きている限り明日はやってきます。

朝が来るということは『今日も一日老いてゆくのだ』と言えるでしょう。

ということは生きてゆくことは、老いてゆくことに他なりません。

であるならばどうせ老いると決まっているのなら『美しく老いてゆきたいものだ・・・』そう考えてみてはいかがでしょうか?

そう考えを切り替えることができたならば『美しく老いる』=『美しく生きる』ということになります。

先日亡くなられた樹木希林さんは生前、老いについてこのようにおっしゃられていました。

『折角できたシワだから取るのは勿体無いじゃない?』

そうおっしゃっていました。

皆さんはシワが増えることが醜いことだと思い込んでいませんか?

老いてゆくことが醜いことだと思い込んではいないでしょうか?

視点を変えて自然界を見てみましょう。

大きな樹形の美しい木は誰もが『美しい』と感じます。

また古い大木の無垢板は誰もが『美しい年輪だ』と感じることでしょう。

その木目が美しいのは年輪を重ねたからです。

老いてゆくことで毎年美しくなっていったのです。

時折厳しい環境で傷ついたり、節目を作ったり、極寒の冬は成長が遅く年輪は少ないが、また春が来て夏が来て成長の年輪を刻んでゆきます。

人は木目が美しいのは理解できるのに、自分自身が老いてゆくことは『嫌なこと』『醜いこと』『悲しいこと』と考えてしまいます。

私自身もそのような『悲壮感』や『虚無感』に苛まれることもあります。

しかし美容師として皆様を美しい世界へ導いてゆく者として、そうであってはならないと決意しました。

なぜなら『美しく老いる』ための第一条件が今お話ししたように、考え方を変えることから始まるからです。

私は41年の美容師人生で数万人の人相を見てきました。

『名は体を表す』と言います。

『顔は人生を表す』ということが現時点の結論です。

顔の表情や、シワの出来方はその人の考え方が現れています。

つまり『顔』は『心』が作り出すものと言えるでしょう。

心とは常日頃からその人が考えている関心事や強く念じていることや考え方の習慣であると思います。

『老』という文字を見た時に自然に浮かんでくるものが『心』です。

老いについてこう考えているというものが反射的に浮かんできます。

そしてそう簡単には変わりません。

いや逆に、変えようと思えば『今すぐにでも変えられるものが心』でもあるのです。

気がつかなければ簡単には変わらないので人生の終盤まで『老』を嫌い、逃れようと試行錯誤して四苦八苦して死んでゆきます。

樹木希林さんのように優雅に終末を迎える為には『その考え方をくるりと180度変えることが大切です』

恐怖心はとても醜い人相を作り出します。

猜疑心はとても醜い人相を作り出します。

反対に穏やかな心は美しい人相を作り出します。

感謝する心は美しい人相を作り出します。

結局『美しく老いる』とは『老いることが美しいことだ』と考えられるかどうかにかかっています。

『時間』というものが存在するから『生老病死』も存在します。

時間というものが存在していたから皆さんはこの世に生まれ、成長し様々な経験をし、様々な方々と出会い泣き、笑い、喜び、悲しみ、生きてきたと思います。

その一瞬々が全て『時間』という存在の中で営まれてきたものであることは確かなことです。

それこそが皆様方の『年輪』なのです。

それは過ぎてみればとても『美しい年輪』なのです。

『時間』=『老い』ということです。

与えられた人生に感謝し、与えられた時間に感謝し、『残された時間を美しく生きてゆきたいものだ』と決意するときに、残された人生は黄金色に輝き始めることでしょう。

皆様自身の二度と来ない、かけがえのない人生を愛し、残された人生を共に美しく生きて参りましょう。

最後までご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

これからも『美しく老いる』をテーマに皆様と時間を共有できれば幸いであると考えています。

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